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「J-スリット堰堤®」とは |
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近年、全国各地で異常気象などによる土砂災害が頻発し、多大な被害をもたらしています。とりわけ、破壊力の大きな土石流による被害は寛大なものになります。
このような土石流災害から安全で安心して生活できるように、さらに災害に強い国土づくりのために、「J-スリット堰堤®」は全国に設置され、その効果を発揮しています。
※「土石流・流木対策設計技術指針」(平成19年改定)及び「鋼製砂防構造物設計便覧」(平成21年版)に準拠した構造となっています。 |
(※)「J-スリット堰堤®」は JFE建材株式会社 の登録商標です。 |
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「J-スリット堰堤®」の特徴 |
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J-スリット堰堤®はリダンダンシーの高い立体フレーム構造であり、一部の部材が破損しても全体構造は破壊しないで機能を維持します。
下流側足元の部材を、中小洪水時の礫衝突や土石流補足後の礫の越流落下を考慮した部材としており、より安全性を高めています。 |
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足元の部材は土石流の直撃を受ける事を前提に設計されています。 |
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J-スリット堰堤®は本体の経済性に限らず、設置幅も小さくて済み、下部工のコスト縮減も図れます。現場での組立てはボルト接合のみとなっており、施工性にも優れています。
透過部と非越流部が分離した構造であるので、コンクリートの打設の影響を受けない効率的な施工計画を立てる事ができ、施工期間の短縮及び施工費の削減につながります。 |
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※メーカー試算によるものです。また、値は設置延長、長さにより変動します。
J-スリット堰堤®は、底板を河床勾配に合わせることで河道の段差を無くすことができ生態系に配慮した設計が可能です。また、地球温暖化対策としてCO2の排出量の少ない工法であり、同規模のコンクリート堰堤と比較すると、CO2排出量が1/2以下(※)となります。 |
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構 造 概 要 |
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※有効高さ「12.5m以下」を適用範囲とします。 |
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記号 |
設 置 値 |
a |
D95×1.0程度(※1) |
b |
D95×1.0程度(※1) |
c |
D95×1.5以下(※2) |
d |
d ≦ a |
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※1 : D95の1.5倍まで広げることができる。 |
※2 : 平常時の水深より高くする。 |
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JFE建材株式会社(メーカー)による実験及び証明書 |
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水理模型実験 |
メーカーが取得済み建設技術審査証明 |
メーカーによる土石流補足機能検証実験の様子 |
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模型縮尺 |
1/40 |
水路勾配 |
16° |
平均礫径 |
8.2mm (0.3m) |
最大礫径 |
25.0mm (1.0m) |
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「J-スリット堰堤®」は、「財団法人 砂防・地すべり技術センター」より建設技術審査証明を取得しています。 |
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J-スリット®が本領を発揮!! |
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弊社が販売・施工に携わったJ-スリットが実災害時に本領を発揮しました。
平成23年9月に上陸した台風12号に伴う豪雨により発生した土石流・流木を補足し、下流への流出を防ぎました。 |
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竣工時 |
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台風によって発生した土石流・流木を見事キャッチ!!竣工時にはほぼ無かった河の段差にご注目! |
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災害後の除石等復旧作業 |
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災害遭遇後のJ-スリット
破損は見られませんでした。 |
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弊社におけるJ-スリット堰堤®の販売実績の一例 及び 土石流・流木捕捉事例 |
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【土石流・流木の捕捉事例】
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神子畑(捕捉前) |
神子畑(捕捉①) |
神子畑(捕捉②) |
神子畑(撤去後) |
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西山川(上流側) |
西山川(下流側) |
福知川(上流側) |
福知川(下流側) |
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【J-スリット堰堤®の納入事例】
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剣谷第四(上流側) |
剣谷第四(下流側) |
椿谷第二 |
シラケ谷 |
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高源寺川(上流側) |
高源寺川(下流側) |
横松川(上流側) |
横松川(下流側) |
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