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無電極ランプとは |
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無電極ランプとは、電極を使用しない新しい発光原理をもつ照明で EFL(Electrodeless Fluptescent Lamps) と呼ばれています。従来の水銀灯は、長時間点灯・点滅による電極の消耗が寿命の原因でした。電極を使用しないEFLは省エネ・長寿命を実現し、空間を明るくする広がりのある「あかり」として世界的に注目されている次世代照明です。 |
〜EFL発光原理〜
フェライトコアに巻かれた誘導コイルに240kHzの電流を流すことで発生する誘導磁界より電子が放出され、その電子がアマルガムガスを励起させて紫外線を発生し、ランプ内に塗布された蛍光体に当たり可視光に変換され発行するライトです。 |
EFLは安全規格・ノイズ対策も万全
EFLは、電磁波を発生して他の電気製品を誤作動させる心配がありません。国際規格であるEMC(Electromagnetic Compatibulity)で、電磁両立試験・電磁環境適合試験に合格しています。日本の安全規格であるPSEも取得しています。
日本独自の基準である型式申請についても国内の厳しい試験をクリアしております。 |
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水俣条約とRoHS指令 〜2020年、水銀灯の製造・輸入・輸出禁止 |
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世界規模での水銀規制 |
2013年10月10日、熊本県水俣市で水銀の使用を規制する国際条約「水俣条約」が採択されました。
※正式名称「水銀に関する水俣条約」(the Minamata Convention on Mercury) |
世界における水銀の利用は、金採掘の為の使用や、化学工業における触媒としての用途が半分以上ですが、その他電池、体温計、蛍光灯、水銀灯、など多岐に使用されてきた一方で、水俣病などの原因となる一面もあります。
先進国が後進国内で、金の採掘等に水銀を使い、金だけを取って、水銀をそのまま残して行くなどの環境汚染が続いています。
これらの、環境汚染を食い止めるあめに世界規模での取り組みが始まりました。
無電極ランプ(EFL)は規制対象外となっている為、安心して長く使用していただけます。 |
世界における水銀の排状況 |
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(出典:UNEP Global Mercury Assessment 2013(2013)) |
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RoHS指令 |
水俣条約よりも前に、環境に厳しいヨーロッパ(EU)では、2006年に6つの特定有機物質を規制する「RoHS指令」が施工され、電気・電子機器は厳しい規制下におかれました。
EFLはこれに準拠していますので、安心して長く使用していただけます。 |
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照明設備の見直しが課題 |
(高圧)水銀灯は、2020年で製造、輸入、輸出が禁止されます。
その為、先を見据えた照明設備の見直しをする必要があります。
LEDも水銀灯の代替照明として使用される場合がありますが、LEDは光の収束直進性は強い反面、分散性がやや劣る為、小型の照明には適しますが、広い建屋内を照らす照明としては無電極ランプの方が適しているといえます。 |
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水銀灯 ・ LED ・ EFL(無電極ランプ) の性能比較 |
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水銀灯(400W) |
LED(100W〜130W) |
EFL(100W〜120W) |
節電効果 |
- |
75%削減 |
75%削減 |
寿命 |
12,000h程度 |
40,000〜50,000h程度 |
60,000h(設計寿命100,000h) |
減衰率 |
35% / 2,000h |
20-30% / 2,000h |
5% / 2,000h |
使用環境温度 |
- |
-20 〜 35℃ |
-40 〜 60℃ |
影 |
- |
影は濃く、点光源の為マルチシャドウになる |
影は薄い |
発熱温度 |
ランプ温度300 〜 400℃ |
ランプ温度はないがインバータが高温 |
ランプ温度90℃程度。インバータは50℃ |
水銀含有量 |
水銀灯 : 30 〜 60mg
高圧ナトリウム灯 : 20mg
メタルハライド : 20 〜 35mg(金属ハロゲン化合物) |
なし |
RoHS指令、水銀条約対象外となる
5mg以下 |
発光原理 |
電子をランプ内に封入されている水銀原子に当てて紫外線を発生させています。水銀灯は水銀原子の密度や温度が圧倒的に高い為、蛍光物質の力を借りなくてもいいくらいの光を放出します。 |
LEDはP型(プラス)、N型(マイナス)の2つの半導体で構成されます。電流を流すとこれらが結合されエネルギーが生まれます。その際の余分なエネルギーが光エネルギーに変換され発光します。 |
フェライトコアに巻かれた誘導コイルに240kHzの電流を流すことで発生する誘導磁界より電子が放出され、アマルガムガスを励起させて紫外線を発生し、ランプ内に塗布した蛍光体に当たり可視光に変換され発光するライトです。 |
ちらつき |
多い |
少ない |
なし |
グレア |
点発光でまぶしい |
点発光で指向性が強く非常に眩しい |
面発光でやわらかい灯り |
演色性 |
CRI : 45程度 |
CRI : 70程度 |
CRI : 81以上 |
器具重量 |
灯具とインバータは別置きが多い。灯具よりもインバータが重い |
消費電力が大きくなるとヒートシンク部が非常に重い(20kg程度) |
ランプ・インバータの重さは少ない
(7kg程度) |
誘虫性 |
高い |
低い |
低い |
波長 |
三波長。紫外線が多い |
短波長 |
三波長で太陽光に近い |
始動時間 |
5 〜 10分程度 |
瞬時 |
瞬時 |
再始動時間 |
ランプ温度が下がってから始動のため15 〜 20分程度 |
瞬時 |
瞬時 |
Co2排出量 |
652kg-Co2(400w×1灯) |
188kg-Co2(400w×1灯)
※120Wの場合 |
188kg-Co2(400w×1灯)
※120wの場合 |
価格 |
- |
良いLEDの場合、17〜20万円程度 |
10〜12万円程度 |
製品保証 |
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3年間 |
5年間 |
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目的にあったご提案 |
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最適な明るさと省エネをご提案 |
お客様によって「現状と同等でよい」「明るくしたい」と様々なご要望があります。
EFLなら多数のラインナップから最適なご提案が可能です。 |
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維持管理費の大幅削減をご提案 |
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ランプ寿命5倍
水銀灯は時間の経過に伴う照度劣化が激しく、照度を一定に維持することが困難です。 |
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明るい環境を長期にわたって維持できる、無電極ランプで維持管理費を大幅削減! |
減衰率 |
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照度劣化による照明の交換頻度 |
水銀灯 |
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2,000時間で約35%減 |
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水銀灯 |
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3年ごとに交換 |
LED |
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2,000時間で約30%減 |
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LED |
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10年ごとに交換 |
無電極 |
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2,000時間で約5%減 |
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無電極 |
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15年ごとに交換 |
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証明で快適空間を |
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人に優しいあかりで快適空間 |
「ひかり」と「あかり」で照射の特性が違う!!空間を均一に明るくする無電極ランプ |
指向性の強いLEDの場合、スポットライトの様な「ひかり」で照射された箇所のみ明るくし周りは暗くなります。 |
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無電極ランプは蛍光灯同様、やさしい灯りで広範囲を照らす「あかり」のため、空間全体が明るくなります。 |
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無電極ランプは影も出来にくい |
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5cmの高さから照射した場合の影の出来方の違い。
左のLEDは影がはっきりと出ているが、右の無電極ランプは影がぼやけて(拡散)いる。 |
精密機械工場や、倉庫、夜間における細物ワイヤロープのサツマ加工など影による影響が心配される場所には最適です。 |
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点灯・再点灯も瞬時に!! |
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水銀灯ランプは点灯までに長い時間が必要でした。
工場での夜勤作業時や、夜仕事を終えて消灯後に忘れ物等で再点灯しようにもなかなか明るくならない・・・。
無電極ランプなら点灯時はもとより消灯後すぐに点灯させる「再点灯時」も即時に点灯するため、点灯・再点灯に対するストレスも解消されます。
こまめな消灯も出来るので更なる省エネ効果が期待できます。 |
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温度と色のストレス軽減 |
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発熱量が少なく総合的な省エネも期待! |
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2時的省エネにも役立ちます! |
水銀灯照明の様に高熱を発しないため、室温が上昇しにくくエアコンの空調費を削減し、人に優しい快適な空間を維持します。また、照度劣化の原因となる灯具の汚れも軽減します。 |
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きちんと色が見えます! |
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演色性は水銀灯の約2倍 |
太陽光を100として指数化したものを「演色性」といいます。
EFL(無電極ランプ)は水銀灯の2倍の80という高い数値をもち、本来の色を自然に再現します。
また、LEDとは違い、太陽光と同じ三波長の光源のため、機械的な明るさではないのも特徴の一つです。
精密機械工場、塗装工場、検査場での使用にも適しています。 |
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CO2削減で地球温暖化防止! |
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※CO2排出係数は、0.374Kg-CO2/kwhで計算しております。出展:東京電力2010年度「CO2排出量・排出原単位」より |
50年育成の杉の木約992本分の吸収量に相当 |
14時間/日 25日/月 点灯する400w水銀灯 × 30灯をEFL120w × 30灯に交換するだけで、CO2排出量が71%ダウン |
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無電極ランプは低誘虫!! |
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自然な色合いで |
低 誘 虫 な 照 明 |
無電極ランプは虫が集まりやすい波長は低く、人が見える波長(可視光)は高いため、自然な色合いのままで低誘集性が可能とした照明となります。 |
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虫が集まりやすい光の波長(360nm 〜 410nm) |
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人が見える領域(可視光)は(380nm 〜 780nm) |
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無電極ランプの波長のピークは545nm |
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実際の照度より明るく感じる無電極 |
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無電極ランプ(EFL)の明るさの理由(PLM) |
人の目が実際に感じる明るさを「瞳孔ルーメン(PLM)」といいます。瞳は眩しさを感じると瞳孔を閉じる仕組みとなっているため、グレア(眩しさ)の多いLEDなどは、機械で測る照度の割に人の目では明るさを感じられません。
逆に無電極ランプの様なやさしいあかりは瞳孔を閉じることなくあかりを拾う為、機械で測る照度より明るさを感じる事ができます。 |
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上の写真は「高圧ナトリウム灯(175w/120Lum)」と「EFL(80w/80Lum)」の比較写真です。
今までの基準でいくと高圧ナトリウム灯の方が明るいという事になりますが、Plmでは高圧ナトリウム灯が108.5PlmでEFLが156.8Plmとなります。
※高圧ナトリウム灯の補正係数は0.64・無電極ランプの補正係数は1.96の場合。 |
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